住宅営業として大切なこと⑩            ~お客様を見極めるその2~

住宅営業を長い間していると、色んなお客様と出会います。

「こんなに良い人が世の中にいるんだろうか」と思う人もいれば、

「この人と長期間お付き合いをするのは難しいかも」と思う方もいます。

私の持論ですが、お客様は神様です的な対応をすることは間違っていると思います。

住宅は高額でお客様対応を良くするために、何とか買ってもらいたいという対応を

してしまいがちではないでしょうか。悪く言えば「下手」に出続ける事です。

例えば、値引きの交渉でお客様の言い分を飲んでしまう。

無理な日程を依頼されても、断れない。

お客様からすれば、自分の都合のいいタイミングで全て対応してもらえる。

わがままを聞いてくれる「良い」ひとになります。

もちろんこれで契約が取れるならと、できる限り対応することは間違いではありませんが、

「良い」人と「都合の良い」人の違いには気を付けなくてはなりません。

「都合の良い」人になってしまうと、断られる可能性が高くなります。

例えばこんなことを言われたことはありませんか?

他社から返事を急かされており、御社も検討したいが全ての条件をすぐ見たい。

出来れば今週返事をしたいので今日か明日にでも建築実例を見たい。

「良い」人は、他のお客様との商談の兼ね合いも考えて、できる限り対応しようとします。

「都合の良い」人は、他のお客様との商談をずらしてでも、絶対に対応しようとします。

私も若い頃は契約ができる可能性が少しでもあればと思い、「都合の良い」人として

動いていました。しかしどんなに頑張っても、自己都合を押し付けてくるお客様は、

契約に至ったことがありません。なぜならば、そもそも自己都合が通らなければ、

検討しなくても良いと思っている、優先度としては低いのでそんな扱いをされているのです。

そもそもしっかり検討したければ、他社に一旦中断を申し出てもらってでも、

都合を調整いただけるはずですし、一方的な要望や無理な希望は、

「恐れ入りますが、どうしてもご希望日の都合が悪く、〇日か〇日ならば可能なのですが、

ご都合の調整をお願いできないでしょうか?」と返答してみてください。

「それならばいいです、見れたら検討したのに残念です。」みたいなことを言われた場合は、

追う必要はありません。どのみち契約までは出来ない可能性が高いです。

(他で決めたいが一応他も見たい。。。俗に言う 当馬:あてうま です)

日程の調整を聞いてもらえるようなら、しっかり準備して臨めば、

受注できるかもしれませんの、しっかり頑張りましょう。

タイトルとURLをコピーしました